AIサービスはユーザーの権利侵害を幇助しているのか?New York Times v. Microsoft & OpenAI事件 2025年暫定決定(一)

楊志傑/(台湾)国立雲林科技大学技術法学院教授

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画像出所:shutterstock、達志影像

米国ニューヨーク南区連邦地方裁判所(以下、ニューヨーク南区地裁)は2025年4月4日、New York TimesがMicrosoftおよびOpenAIを提訴した事件において手続上の決定を下し、複数の主張に対する被告側の却下申し立て(motion to dismiss)を却下した。この中で原告側は、もしユーザーが人工知能(AI)サービスの生成コンテンツに対して直接的な著作権侵害責任を負うのであれば、被告らも寄与侵害(幇助責任)を負うべきであると主張している。

本決定は論点が多岐にわたるため、北美智権ニュースにて2回にわたり紹介する。今回の第399期では寄与侵害に焦点を当てる。裁判官は、被告が提供するChatGPT関連サービスが、ユーザーによる権利侵害に対して実際に実質的な寄与をしており、かつ被告らがこれらユーザーによる権利侵害の存在を認識していたと判断したため、寄与侵害が成立する可能性を認めた。これについて紹介する。


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